月給取りになったらアカン【瀬戸雄三】
ビール会社の社員はプライベートでも自社ビールを呑み、社内での飲み会などで他社ビールのあるお店を予約したらこっ酷く怒られると、風のうわさで聞いた事があった。
アサヒ、キリン、サントリー、サッポロ、、、と玉石混交のビール業界では歴史的にライバルとの競争であり、ライバルに勝つには営業力が肝。その営業力の源泉にあるのは愛社精神であり、自社製品に対する自信と誇りなのだと思う。そんなアサヒビールがシェア回復する原動力になった瀬戸社長のわたしの履歴書は痛快でした。
特にタイトル『アカン』の通りコテコテの関西人。常日頃からオモロイを追求されていて、型破りで人が思いつかない事を考えて実践する事をポジティブに捉え讃えています。改めて関西人は商売と縁があるなと思う。
そして最も印象深いのが『百のお題目よりも一つの実行』、行動なくして結果は無い。トップ自ら動く姿には心動かされました。
ミッドナイト・イン・パリ
ウディ・アレン監督作『 ミッドナイト・イン・パリ 』
・夜の12時に鐘が鳴りタイムスリップ、なんともベタでお洒落な演出
・雨にうたれてパリの街を歩く。個人的にはやりたいし言わんとすることは分かる
・いつの時代も不満があり、過去を美化し回顧する。現代を生きる我々にも直面させられるメッセージ
司馬遼太郎記念館 2018/10/21
山崎蒸溜所のあとは、司馬遼太郎記念館に行ってきました。そもそも司馬遼太郎作品は代表的なものしか知らないのだけど、前から行きたい場所の1つでした。お酒の勢いそのままに電車で向かいます。
約1時間程度でしょうか、近鉄奈良線『河内小阪駅』を降りれば、すぐに目印がありました。ここからはリアルな大阪(大阪弁と人情)を感じつつ、10分程住宅地を進みますと記念館につきます。
安藤忠雄建築の建造物は勿論感激ポイントなのだけど、特に印象的なのはその蔵書の数です。高さ10メートルの吹き抜け空間に2万冊は超えるだろう蔵書がずらりと、図書館にある蔵書とは全くの異空間です。
館内撮影NGなので、これは直接観に行かなければ味わえないし、多分写真でみても"ふーん"くらいで、肌で感じる事に観光の醍醐味があるように思う。
館内見学を終えて『空海の風景』を購入。これだけの創作作品を1000円以下で読めるなんて、やっぱり読書はコスパ最高だなと再認識させてくれた場所でした。
※ここ撮影OKだったので。司馬遼太郎の書斎
サントリー山崎蒸溜所 2018/10/21
『日本のモルトウイスキーづくりはここから始まった』サントリー創業者鳥井信治郎さんの言葉からスタートする工場見学はウイスキー好きには堪らない。
かれこれ4回目の工場見学になるが、ここにくる度にウイスキーが良いな、誰かにウイスキーの魅力を語りたい。そんな気分を体験させてくれる場所です。同時に新しい発見が毎回あって何回来ても飽きない私の中でベスト観光地である。
前回来た時から大きく変化があった箇所はジンビーム買収で展示スペースに世界の五大ウイスキーの展示に変わってた。
あと個人的には2つの名言が心に残りました。
一つ目は『トリスボトルの変遷』という紹介文章。サントリーの品質向上のこだわりを語る内容だが、品質が良いだけでも売れないし、広告だけでもお客様は離れる。経営の本質を教えて頂いたように思います
二つ目は何故かわからないがウイスキーマガジン編集部の英語表記に格好良さを覚えました。ウイスキーを表す言葉って日本語だと表現が難しい。英語で表現するとなんとシンプル。
工場見学のあとは恒例?の試飲です。
今回はニューポットと山崎セレクト2杯を頂きました。
ニューポットは蒸溜所に来なければ、普通は飲まない、飲まないのではないだろうか?これだけでも来る価値あり。ニューポットを試飲し、この蒸留酒が樽熟成を通してウイスキーの味覚、風味をつけていくと思うと毎度毎度ウイスキーが憎たらしく、そして良い感じにウイスキーも身体で回ってくるのです🥃
最後にお土産コーナーで、冬季限定のウイスキーボンボンと、自分用にテイスティンググラスを購入。
帰り際に撮った山崎蒸溜所。秋晴れに映えて本当にカッコいい。次回は山崎年代物を飲みたいなあと、思いながら帰路につきます